静岡県伊東市　勾配不良による雨漏り　化粧スレートの上にカバー工法で立平葺きで重ね葺き工事　

施工前

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施工後

「化粧スレート」の上にカバー工法で「立平葺き」を重ね葺き工事

施工前　現地調査　ご提案

雨漏りのご相談があり現地調査に伺いました。室内には数か所雨漏りが発生している状況で、屋根の状態を確認すると屋根の傾斜が2寸勾配（11.3°）と緩い緩勾配の屋根になっていました。この当時の化粧スレートは3寸勾配（16.7°）以上の傾斜が必要な設計になっていますので、経年劣化もありますが勾配不良により雨水が廻りやすい状況になっているようでした。以前に棟からの雨漏りがあったため他業者さんで通常の棟板金の2倍以上の大きさで棟を補修されていました。緩勾配でも使用できる立平葺きのご提案をさせていただきました。

緩勾配（かんこうばい）とは？

緩勾配（かんこうばい）とは、屋根の傾斜が3寸勾配（約16.7度）以下の屋根を指します。緩勾配の屋根のメリットは傾斜がないので足場を組まなくても作業できる場合や屋根の施工面積が小さくて済むので材料費や施工費が安く上がります。デメリットでは傾斜が少ないので水はけが悪くなり雨漏りが発生しやすく屋根材の劣化が早まります。また屋根材の制限があり基本たて葺きでの施工になります。

棟を撤去していきます。

カバー工法に干渉しますので通常よりも大きな棟を撤去していきます。

野地板合板を張っていきます。

構造用合板12㎜を全体に敷き詰めて補強していきます。

ルーフイング（下葺き防水シート）を張っていきます。

軒先から順番に改質アスファルトルーフィングを合板に留めていきます。

役物板金を取り付けてから本体を張っていきます。

軒先に水切りを取り付けたら本体を下から上に向かって順番に張っていきます。

棟下地をとりつけて棟板金を張っていきます。

突き付けた立平本体を立ち上げたら面戸を取り付け棟下地を施工します。最後に棟板金を被せたら完成です。

立平葺きとは？

立平葺きはガルバリウム鋼板でできているので軽く地震に強い屋根材です。最近新築でもよく見かける屋根材になります。一番低い軒先から一番高い棟までが１枚のつなぎ目のない屋根材になっていますので止水性が高く勾配（傾斜）の緩い屋根に施工できるのが大きな特徴です。

完成です。

今回の立平葺きは日鉄鋼板のニスクカラー色は「ダークブラウン」で施工しました。お施主様には雨漏りも止まり喜んでいただけました。

この度は弊社に工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。